にんにく注射には、疲労回復に効果があるビタミンB１が主成分として含まれています。にんにくにも含まれるビタミンB１には、体内に蓄積された疲労やだるさの原因となっている乳酸を分解する働きがあります。
実際ににんにくが入っているわけではなく、注射するときににんにくの臭いがすることからにんにく注射と呼ばれています。この独特なにんにくの臭いも注射後はすぐに消失して、臭いが残ることはありません。

ビタミンB１は、エネルギーの生成と代謝に欠かせない成分で、にんにく注射はこれを直接血管に送り込むことで非常に効率的に摂取できます。何十個ものにんにくを食べる手間をかける必要はなく、即効的な効果が期待できます。そのため、プロスポーツの世界では早くから導入され、スタミナやパワーの維持に最適な方法としてにんにく注射が取り入れられています。
当院のにんにく注射には、主成分のビタミンB１の他にB６、B１２を含んでいます。ビタミンB１は、アルコール分解に重要な働きがあるので二日酔いの方にもお勧めです。

にんにく注射の主成分ビタミンB１には、エネルギー代謝の促進と乳酸の早期処理によって夏バテや疲労回復の効果が得られます。

ビタミンB１は、糖質を分解して体や脳の活動に必要なエネルギーに変換するための役割があります。ビタミンB１が不足していると、糖質を分解してエネルギーに変えることができずに、疲労感やだるさが改善されないだけでなく、分解されずに蓄積された糖質が脂肪に変わって肥満につながる恐れがあります。
また、ビタミンB１には筋肉に溜まった乳酸を排除する作用がありますが、不足していると体の疲れが取れない体質になります。

にんにく注射をすることで、ビタミンB１を血液から全身に届けて乳酸を燃焼することにより、血行が改善して新陳代謝が活性化します。
不足していたビタミンB１を供給することで、余分な疲労物質を体から排除する効果があります。
にんにく注射に含まれるビタミンB群には、皮膚や粘膜を強化する働き、血行改善、新陳代謝などの作用によって美肌効果が期待できます。

にんにく注射は、1度の注射でも効果が数日持続します。
疲労回復のための注射であれば、即効性があり1度の注射でも効果が数日持続します。
美容・アンチエイジングを目的として行う場合は、1週間に1～2回程度の頻度で行うことをお勧めしています。