当院で行う粉瘤治療の特徴
レザック社の高周波メスを採用しています
局所麻酔下に、組織を焦がさずに切開・凝固を行います。微細で整容性の高い無出血手術が可能です。
当院では盛り上がった腫瘤に対し、摘出手術を行います。可能な限り傷跡を小さく摘出術を行います。
外科専門医による小手術
当院の院長は日本外科学会専門医の資格を持ち、全ての粉瘤手術を院長が行っております。
手術の痕が目立たないように配慮しています
当院では、症例にあわせて切開法とくり抜き法による粉瘤の日帰り手術を行っています。くりぬき法は、従来の手術と比べて手術時間が短く、さらに低侵襲で傷跡が目立たずきれいな仕上がりです。
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従来の切開法
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くり抜き法
痛みを抑え丁寧な処置
粉瘤の手術の際は、局所麻酔を用いて痛みに配慮しています。局所麻酔も、注入時の痛みをなるべく軽減するために薬剤を選定して投与しております。
痛みが苦手な方には、局所麻酔の前に貼る麻酔薬を使用して痛みを軽減するようにしています。
粉瘤とは
粉瘤は表皮嚢胞やアテロームとも呼ばれる皮膚の下にできる良性の腫瘤です。皮膚の下に袋状のものができて、そこに老廃物(皮脂や汗、垢など)が溜まっていくと、初めは小さなしこりでも次第にサイズが大きくなっていきます。触れても特に痛みなどはありません。粉瘤ができる原因は、はっきりとわかっておりませんが外傷やピアス、ヒトパピローマウイルス感染などによって粉瘤ができる場合があります。体質的に粉瘤ができやすいケースもあります。粉瘤は、年齢や性別は関係なくどなたでもできる腫瘤です。
薬では治すことができないため治療には外科手術が必要です。粉瘤手術は、入院の必要がなく外来で短時間のうちに受けることができます。放置していると大きくなり、細菌に感染して「炎症性粉瘤」「感染性粉瘤」になる恐れがあります。
くり抜き法手術の流れ
- 粉瘤をマーキングしたら、局所麻酔薬を注入します
- 穴をあける医療器具(トレパン)で、粉瘤の中央に小さな穴をあけます
- 腫瘍の周りを圧迫して、内部にたまった老廃物を押し出します。腫瘍の袋も取り除きます。
- 取り残しがないか内部を確認します
- 必要な場合は、縫合処置を行います
手術前後の流れ
1診察予約日に粉瘤患部の状態を診察、手術日を決定(場合によっては当日手術が可能)
手術に関する説明をします
術前採血を行います
2手術予約日に再来院、手術
手術の流れ
- 消毒、局所麻酔
- 粉瘤の摘除
- 縫合
- ガーゼにて保護
※手術時間は30分~45分程度
※痛み止め、抗菌薬を処方します
※当日は入浴、混しい運動、飲酒は控えてください
3手術翌日創部の確認をします。
問題がなければ、自宅でガーゼ交換をしていただきます。
その後の通院は不要です。
シャワー、入浴も可能となります。
4抜糸
約1週間後、再度診察に来ていただき
創部の状態が良ければ抜糸をします
5病理検査の結果説明
約2週間後、病理検査の結果説明をします。
粉瘤はほとんどが良性腫瘍ですが、
まれに悪性腫瘍の可能性があるため、
摘出した内容物は病理検査を行います。
手術料金
非露出部 | 3割負担 | 1割負担 |
---|---|---|
3㎝未満 | 4,000円程度 | 1,400円程度 |
3㎝~6㎝未満 | 10,000円程度 | 3,400円程度 |
6㎝以上 | 13,000円程度 | 4,300円程度 |
露出部 | 3割負担 | 1割負担 |
---|---|---|
3㎝未満 | 5,500円程度 | 1,660円程度 |
3㎝~6㎝未満 | 11,000円程度 | 3,800円程度 |
6㎝以上 | 14,000円程度 | 4,500円程度 |
※別途、診察料、処方箋料、病理検査費用がかかります。
※病理検査費用は3割負担で3,000円程度、1割負担で1,000円程度となります。